1948-02-04 第2回国会 参議院 財政及び金融委員会 第5号
第一点は復金債券消化の問題ですが、これについては債券全体として見れば復金債券の大体八割ぐらいが日銀引受けになつておりますが、年末に際して段々消化率はよくなつて來ておるようですが、それがために通貨増発の相当な原因になつておることは否定できない。
第一点は復金債券消化の問題ですが、これについては債券全体として見れば復金債券の大体八割ぐらいが日銀引受けになつておりますが、年末に際して段々消化率はよくなつて來ておるようですが、それがために通貨増発の相当な原因になつておることは否定できない。
一體我々が安きに就いて、ただ日銀の引受けというような形において、復金債券消化というようなことをいたして參りますが、そういう方面については、インフレ昂進に拍車をかけるということは我々は十分に戒心しなければならんと思つております、それで結局は今もお話の中にありましたように、民間の預金を増強いたしまして、國民の蓄積によつて必要な産業を賄つて行くという大原則を貫ぬかなければならんと思うのであります。